特別養護老人ホーム「草の家」

〜 施設案内 〜

 

 

1、はじめに   2、基本方針   3、運営計画

4、生活援助関係   5、その他   6、年間行事予定

7、各種会議・行事等   8、クラブ活動・リハビリ関係

9、居室の概要  10、サービス利用料

 

 

  1.はじめに

    高齢者のお世話は、ゴールの見えないマラソンのようなもの。

    一人で全力で走り続けていては、すぐに息切れしてしまいます。

    家族の協力や社会資源を活用しましょう。

     借りられる手は全て借り、使える制度は使い、出来るだけ楽に

    長くお世話出来る体制を作りましょう。それは、お世話される高

    齢者の
気持ちをも楽になるのです。

     特別養護老人ホーム草の家は、65歳以上の寝たきりや痴呆が

    あって、
日常生活が困難で、家庭で介護を受けられない高齢者の
 
    入所施設です。
ただし、医療行為が必要な場合は利用できません。     

     また、草の家では介護者が病気や休養、冠婚葬祭や旅行などで
 
    一時的
に介護が出来なくなる時に、高齢者を短期間お預かりいた

    します。
草の家を利用される高齢者の方々をお世話させていただ

    き、社会的・
精神的にも自立した人間としての誇りを持ちながら

    生活出来るよう、
お手伝いしたいと考えています。

 

  2.基本方針

     要介護認定を受けて要介護度1〜5と認定され、家庭での介護

    が
困難な方に、在宅福祉の拠点として外に向かって門戸を開き、

    施設サービスの提供を行っている指定介護老人福祉施設として、

    地域の福祉課題を改善し施設利用者の社会関係を広げるとともに、

    介護保険法関係法令の定めるところにより、入居者・利用者に対し

    その有する能力に応じ可能な限り自立した日常生活を営むことが

    出来るように支援する事を目的とします。

     人生の大先輩である高齢者の生活維持の為に、高齢者から多くの

    事を
学ぶと言う意識の姿勢を持ち、入居者・利用者の意思及び人格

    を尊重し、
常に専門性の高いサービスを提供できるよう感性を深め

    職員資質の向上、
人材の確保を目指し、研修・事故研鑽の場に多く

    参加出来るよう努めます。

 

  3.運営計画

     介護保険法及び厚生省令に則り、指定介護老人福祉施設としての

    基本方針に基づき、可能な限り居宅における生活への復帰を念頭に

    置いて、
入浴・排泄・食事等の介護・相談及び援助・社会生活上の

    便宜の提供・
その他の日常生活上の世話・機能訓練・健康管理及び

    療養上の世話を
行う事により、入所者がその有する能力に応じ、自

    立した日常生活を
営む事ができるようにする事を目指します。

    また、明るく家庭的な雰囲気を有し、地域や家庭との結びつきを重

    視した
運営を行い、市町村・居宅支援事業者・居宅サービス事業者

    ・他の
介護保健施設・その他の保健医療サービス又は福祉サービス

    を提供する
者との密接な連携に努めます。

 

  4.生活援助関係

     介護保険の趣旨に鑑み、自立に向けた援助を心掛けることを

    基本方針として、以下のことを行います。

    【1】 入居者・利用者個々人がその人らしい、当たり前の生活を

       維持する為、入居者・利用者からの要求や訴えがなくても

       言葉にならない隠れたニーズを発見、把握するように努め、

       介護にあたり排泄・入浴・着替え等プライバシーを守り、

       個々人の自立の意思や人権が損なわれない為のサービスを

       提供します。

    【2】 入居者・利用者個々人は、高齢・障害・痴呆が有り、援助

       が
必要であっても生活全てに障害がある訳では無いので、

       自立可能な能力(残存機能)を活用し、その方の持っている

       能力を引出し、自立支援の為の介護サービス計画(ケアプラ

       ン)
を作成します。

    【3】 入居者・利用者個々人が、自主性・自立性・社会性・を

       育めるよう、各種のサークルやクラブ活動を実施します。

    【4】 季節に即した行事等を計画・実施し、生活感覚が維持でき

       るように
心がけるとともに、自然や施設外部とのふれあいや

       交流を持つことに
より、意欲を引き出し機能低下防止と心身

       機能の活性化をはかるよう
努めます。

    【5】 入居者・利用者個々人にとって家族の存在は大きな精神的

       な支え
ではありますが、家族だけでは支えきれない事も踏ま

       えて、施設は
家族に対して協働の姿勢である事を理解して頂

       き、家族との信頼関係
の維持を図ります。

    【6】“慢性疾患を有し、体力の衰えと免疫力の低下をきたしている”

       という状況を踏まえ、医療面でのケアも充実させ、下記の点を

       重視します。

       (1)身体状況・健康状態の把握

       (2)疾病・疾患の早期発見と早期対応

       (3)疾病・疾患の予防

       (4)保険衛生知識の普及と情報提供

       (5)入居者・利用者に関わる医療情報等の整備・収集

       (6)他機関(医療・行政等)との情報交換・調整

 

  5.その他 

    【1】 福祉意識啓豪および地域社会との連携の為、社会福祉協議会

       を
はじめ、ボランティア等の体験・実習の受け入れを行います。

    【2】 教育機関・各種団体からの臨床実習の場として、施設実習を

       受け入れます。

    【3】 施設内でのクラブ・サークル活動等を通じ、あるいは開放し、

       外部に成果を発表する等に相互理解を推進します。

    【4】 施設・設備等を地域に開放し利用してもらい、コミュニティ

       活動
推進の一助とします。

 

   6.年間行事予定

行       事
4月 

観桜会
防災訓練

5月

母の日〔花贈呈〕
端午の節句(菖蒲湯)

6月

紫陽花観賞会
父の日〔花贈呈〕

7月

七夕祭り
防災訓練

8月

納涼大会
孟蘭盆

9月

敬老祝賀会
十五夜祭
避難訓練

10月

草の家運動会
十三夜
共同募金

11月

草の家文化祭
南足柄市文化祭

12月

冬至(柚子湯)
防災訓練
クリスマス年忘れ大会

1月

元旦祝賀会
七草
鏡開き  どんど焼き

2月

節分祭
観梅会
防災訓練

3月

ひな祭り

備考

  7.各種会議・行事等

名  称
内        容

 処     遇     関     係  

誕 生 会


 入居者の楽しみを主体としたもので、その月に該当する誕生者
にたいして、入居者・職員全員で誕生日をお祝いします。

入所者懇談会


 入居者の日常の出来事や、身近かな話題等。また、施設からの
お願いや月間行事予定、その他自由討議を行い、今後の援助および
施設運営に関しての参考とします。運営方法は、全員が参加する
形式からフロア毎・居室単位等で行います。

施設外散策


 生活圏の拡大・社会探訪、或いは気分転換を図る為、
マイクロバス等による施設外散策を実施します。
 〔厳冬期、特別月間を除き随時実施〕
随時、小グループによる施設周辺の散策を行います。

保 健 指 導


 医師や看護婦等が中心となり、入居者の健康に関する
意識の啓豪を図ります。

健 康 管 理


 月1回、入居者の血圧・体重測定を行い、その結果を記録保管して、
入居者の健康状態を把握、健康管理の充実を図ります。

各 種 調 査


 年2回、援助に関する各種調査を行い、今後の参考とします。

  

 援 助 関 係

各 種 調 査


 @ 精神スケール調査
 A A・D・L調査
     〜精神面・身体面のデータを整理・検討して、個別処遇の
      参考にします。〜
 B 嗜好調査
     〜調査結果を基に、献立作成の参考ならびに、食生活改善の
      資料とします。〜

 会       議

職 員 会 議


 月1回 第2火曜日
職員全体による会議で、施設運営上の基本的事項等を、
幅広くとらえ、協議・意識の統一を図ります。

処遇会議及び
ケアプラン
検討会


 毎週水曜日。自立にむけた個別援助計画の立案のため、
直接援助職員を中心に、本人・家族の希望を含め、必要により
間接援助職員も交えて検討を行います。

入 退 所
検討委員会


 月2回以上、委員会において、@入居希望者にかかる入所の決定、
A入居者にかかる退所の検討、等を行います。

ワーカー会議


 毎月第4金曜日。
入居者の日常生活の援助に関し、検討を加えるとともに、業務上の
問題等を検討します。

給 食 会 議


 給食・調理・献立や食品衛生に関して、検討・学習します。

 防   災


 防災訓練等を下記の内容にて実施します。
   消化(消化器・屋内消化栓)
   通報・避難・誘導・搬出・救出・救護
   総合訓練
   同内容による夜間訓練

 そ の 他


 年3回、施設内外の防虫・防鼠を業者に委託して実施します。

  8.クラブ活動リハビリ関係

    

    ○クラブ活動 

     書道        

     俳句        

     詩吟           月1回〜2回 外部指導

     リボンフラワー   

     陶芸        

     民謡        

 

    ○ 各種レクリエーション・・・手芸・カラオケ・園芸・茶道・器楽

    ○ 生活リハビリ・・・ADL訓練・歩行訓練・車椅子操作訓練・歩行器訓練

 

   9.居室の概要

    入所定員は、100名です。
    当施設では、厚生省が定める基準に基づき、以下の居室・設備を
    ご用意しています。
    入所される居室は原則として4人部屋です。個室など、
    他の種類の居室をご希望される場合は、その旨、お申し出下さい。
   (但し、利用者の心身の状況や、居室の空き状況により、
    ご希望に沿えない場合もあります)

    
居室・設備の種類
室  数
備  考
個室(1人部屋)

2室 

〃 (2人部屋)

2室 

〃 (3人部屋)

2室 

〃 (4人部屋)

12室 

  ユニット個室
    (1人部屋)
      40室

合計

58室 

食  堂

7室 

機能訓練室

1室 

主な設置器具:
 歩行訓練用平行棒・昇降階段

浴  室

7室 

特殊浴槽・一般浴槽

医 務 室

1室 

歯科診療設備あり

 

 

    10、サービス利用料   

       (1)指定介護福祉施設サービス 利用料金表特養参照

    (2)短期入所生活介護(ショートステイ)サービス 利用料金表短期参照